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南アフリカランド(ZAR)が個人投資家に買われているようだ

個人投資家の南アフリカランド買いが高水準で推移している。このサイトに訪問されている方はご存知の通り、高金利のランドは他の通貨に比べて金利差に応じてもらえる「スワップポイント」が高く、個人の間で人気がありますが、金やプラチナなどの商品価格の反発で相場も追い風を受けています。

外為どっとコムによると、3日時点での南アランド買い・円売りの持ち高は約16万枚(1枚は1万通貨単位)。これまでランド安に伴って買う個人が多かったため、残高は3月以降2割増と大きく積み上がっています。

下落が続いていたランド相場も足元で反発してきており、3日の東京外国為替市場でランドの対円相場は1ランド=9円台後半と約1カ月半ぶりの円安・ランド高水準です。

欧州債務問題の解決ヘの期待や、資源価格の上昇がランド高を後押ししたようです。下落局面で買い増してきた個人は、足元の相場反発で利益が出てきたことも取引が活発になった要因でしょう。

「逆張り」を好む個人は、外貨高になれば逆に売りが膨らみやすい傾向にありますが、ランドに限っては総建玉に占める買い建玉の比率が98%。米ドル(91%)やユーロ(67%)など他の通貨と比べて買いの比率が大きく、相場の上昇局面になってもそれほど売りが膨らんでいないことがわかります。

これは長期保有の戦略をとる投資家が増えていることが一因とみるのが自然でしょう。それは5.5%と高い南アフリカの高い政策金利に起因します。事実上のゼロ金利を続ける我が国日本より格段に高いです。円で調達した資金を高金利通貨に振り向ける戦略をとる投資家が多く、また、その資金を相場の多少の変動では持ち高を減らさなくなっている傾向にあるようです。

オーストラリアの利下げで高金利通貨として個人投資家の買いを集めてきた豪ドルの人気がやや下火となったことも、個人のランド買いが強まる要因の一つでしょう。

ただ、南アは他の高金利国よりも、政治・経済的に欧州との結びつきが強く、欧州債務問題の影響をうけやすいことは注意をしたほうがいいでしょう。欧州情勢は足元でやや落ち着いていますが、危機的な局面が再び訪れれば、南ア経済の足を引っ張る懸念は十二分にあります。

また、ランド相場のボラティリティー(変動率)の高さもリスクです。2008年のリーマン・ショック時や昨年以降の欧州危機の局面では、他の高金利通貨よりも対円での下落率が大きくなる場面がありました。金利収入の大きさに気をとられがちだが、ランドに投資をするなら相場変動リスクにも十分注意して下さい。

(参考:日経新聞)

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