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カナダドルを個人投資家が買わない2つの理由

オーストラリアドル南アフリカランドなど資源国通貨は商品相場との連動性が強いとされ、個人投資家の人気が高いですよね。直近の相場では足元は上値が重いので、相場の動きに逆らう「逆張り」を好む個人はこんな展開では買いに動きます。だがカナダドルに関して個人は買いを見送り気配。背景には、ほかの資源国と違ったカナダ固有の事情があるようですが・・・。

くりっく365の売買動向(対円、13日時点)をみるとカナダドルの買越残高は年初比で約16%減りました。南アランドが約11%増えたのと対照的です。豪ドルは約2%と小幅に増加。

個人がカナダドル買いに動きにくい理由は2点考えられます。

一つ目は、米国経済との結びつきの強さです。オイルサンドを豊富に抱える産油国の通貨としてカナダドルは原油相場の動向には敏感です。と同時に隣接する米国景気にも左右されやすいことは否めません。

仮に米景気が悪化すれば、米金融緩和観測を呼び、米ドル売りが膨らみます。原油は米ドル建てで取引されるため割安感が意識され、相場が上昇しやすい。カナダドル相場は資源高と米景気後退が綱引きする状態になります。

こうしたことが値動きの難解さが、カナダドル取引から個人を遠ざける要因となっているようです。

二つ目は1.00%というカナダの政策金利です。豪州の4.25%、南アの5.50%に比べて低く、スワップポイントが低くなるため投資妙味に欠ける点です。

カナダドルの年初からの相場上昇率(対円)は7.6%。6.9%上昇の豪ドルを上回るが、金利の観点からカナダドルより豪ドルの方が個人投資家には好まれます。

「資源国通貨」とひとくくりにするのではなく、各国の状況を見極めた上での投資が必要です。

(参考:日経新聞)

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