FX入門編:経済指標に敏感になれ!
FX市場では、米ドルの流通量がNO1なので、必然的にFX関係者は米国の経済指標に注意を払うことになります。
とはいえ、米国一国だけでも非常に多くの経済指標が存在します。あまり経済指標といわれてもピンとこない方は、
まずはよく耳にする重要なものにだけに注意を払い、市場関係者の予測、その指標が為替に与える影響、などについてチェックしていくと効率的だと思います。
まず、FX初心者の人が最初に身につけるべき米国の経済指標として、金利の状況を確認するための『FOMC』、
景気の状況を確認するための『非農業部門雇用者数』、
物価の状況を確認するための『生産者物価指数』、
そして、貿易の状況を確認するための『貿易収支』の四つが挙げられます。
その基本的な4つの指標に付いて確認していきましょう。
→→ FOMC(連邦公開市場委員会)
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